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「高血圧ゼロのまち」モデルタウン事業の紹介 その1

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1. 「高血圧ゼロのまち」モデルタウン事業の紹介 その1
コラムをご覧の皆様、はじめまして。日本高血圧学会「高血圧ゼロのまち」モデルタウン事業担当
の弘前大学の富田泰史です。これから数回にわたって、この事業についてご紹介させていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
高血圧は脳卒中や心臓病の最大の危険因子であり、平均寿命や健康寿命の延伸のためには、その予防と適切な血圧管理が極めて重要です。日本高血圧学会では、2019年より「高血圧ゼロのまち」モデルタウン事業を実施しています。高血圧ゼロ?本当にできるの?という疑問の声が聞こえてきそうです。雲をつかむような話だと思われるかもしれません。ただ、私達は高い目標を掲げ、その目標に向かって一歩ずつ進む姿勢こそ、大切と考えています。「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」というイチロー選手の名言のとおり、一歩一歩進んだ先に見えてくるものがあると確信しています。
このモデルタウン事業の実施主体は全国の自治体の皆様です。さあ、これから始めるぞ!と2019年7月に号令を掛けた直後に、新型コロナウイルス感染症が蔓延し始めました。感染症対策やワクチン接種対応などに追われ、モデルタウン事業も一時中断せざるを得ない状況が続きました。しかし、コロナ禍をようやく脱し、モデルタウン事業活動に本格的に取り組むことができるようになりました。

現在、このモデルタウン事業には、地図でお示しするように、北は北海道増毛町ならびに東神楽町、南は鹿児島県西之表市ならびに中種子町まで、21自治体が参加しています。地図の(新)と記載されている自治体は2025年に新たに活動を始めた自治体です。市町村のみならず、都道府県としてはじめて青森県が参加することになりました。「高血圧ゼロのまち」モデルタウン事業担当委員会では、47都道府県すべてに、「高血圧ゼロのまち」モデルタウンを作り出すことを目標に掲げています。まだまだ、地図上でモデルタウン空白の地域が多くあります。このコラムをご覧になられた自治体関係の皆様の積極的な参加をお待ちしておりますので、少しでも興味を持たれた方は、事務局までお気軽にご相談ください(https://www.jpnsh.jp/topics/642.html)。日本高血圧学会おすすめのアドバイザーがしっかりとサポートいたします。
私達の直近の活動を紹介させてください。2025年10月17~19日に東京日本橋で開催される第47回高血圧学会総会において、「高血圧ゼロのまち」参加自治体の活動を紹介したポスターを展示し、10月17日開催予定のシンポジウムでは4自治体が活動成果を報告しました。また、学会会場近くの日本橋三越本店においても、学会期間中にモデルタウン参加自治体の活動ポスターを展示しました。引き続きこのコラムで私達の活動を紹介いたします。