高血圧コラム

高血圧のよもやま話

患者さんに寄り添う血圧管理 その4 〆のラーメンが・・・

宮川内科小児科医院
院長
宮川 政昭
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1. 〆のラーメンが・・・

全てを直ぐに100%禁止しない方が良いこともあります。
でも、「やらないより、やった方がまし」、だと思います。
ですから、少しでも長く続けられるように工夫することが大切です。

例えば、ラーメンです。
〆のラーメンを食べたいときがあるものです。
もちろん、高血圧の患者さん、食べたらダメだと思っています。
スープなど、全部飲み干してはいけないことは、誰でもわかっています。
食べている人の中に、食べたらいけないと思っている気持ちはあって、欲望との葛藤の中で〆の行為をしているのです。
だからそのことを指摘されると、「わかってますよ‼、そんなこと‼」という、言葉になってしまうのです。
昔から、「わかっちゃいるけどやめられない」ということです。

ですから、その代わりに毎日の減塩の工夫を考えることが大切です。
減塩の調味料から始まり、さまざまな減塩食品が出回るようになりました。
徐々に減塩が出来てくると、外食のラーメンの塩分の濃さに気付くようになります。
麺の中の塩分も気付くようになり、飲むスープの量も減ってきます。

100が80になり、それがいつしか50となり、減塩が成功します。
しなければならないという枠の中に当てはめてはいけないのかもしれません。
「出来ればいいね」、「出来たら素敵だね」と、ゆったりとゆっくりと、着実に進めることが出来たらと思います。
これはお医者さん自身の自戒の言葉です。

いま高血圧学会では、減塩・増カリウム啓発キャラクター「良塩くん」「うすあ人」「カリ菜ちゃん」が活躍しています。
ぜひのぞいてみてください。
小学校低学年向けや高学年向けのお子様向けのパンフレットを作成いたしました。
高血圧や減塩についてやさしくお子様向けに説明されています。
お子様を通じてご家族の健康のためにご活用して頂くことを期待しています。

減塩は、「良い塩梅」を探す旅のようです。
そして、「減塩」ではなく「適塩」をみんなで考えることが出来れば幸いです。(了)