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第1回 家庭血圧ってなんではかるの?

1. 毎日測る血圧が本来の血圧です
かかりつけの先生から「ご自宅で血圧を測りましょう」と言われたことはないでしょうか。
「病院やクリニックで測定しているから十分じゃないか」、と思われるかもしれません。
実際に毎日血圧を測定して手帳やアプリに記録して、それをかかりつけの先生にチェックしてもらうのは大変そうだし、少し面倒に感じられる方も多いのではないでしょうか。
忙しい毎日の中で、決まった時間に血圧を測ること自体が負担に感じられる方も少なくありません。
そもそも血圧は、私たちが思っている以上に変わりやすいものです。
血圧は一定ではなく、1日の間で変化しますし、測定するときの緊張、温度などの条件でも変わります。
病院やクリニックは少し緊張しやすい場所ですし、血圧が高く出ることもあります。
受診の時間もその日によってまちまちでしょう。
そして、月に1回受診するとしても年に12回しか血圧がわからないのです。
ですから、病院やクリニックで測定した血圧はあなた自身の「本来の血圧」を表していない可能性があります。
2. 毎日同じ条件で「本来の血圧」 家庭血圧のススメ
家庭血圧は日常生活の中の血圧です。
朝起きた後や夜眠る前に、できるだけ同じ時刻に測ること、リラックスした状態で行うこと、一定の室温にすることなど、測定条件を整えて毎日測定することが望ましいです。そうすることで、あなたの「本来の血圧」が見えてきます。ですから、私たち医師は、外来受診の時の1回の血圧よりも、毎日の家庭血圧を大切にしているのです。
家庭血圧は、治療が必要かどうかだけでなく、生活の整え方を一緒に考えるための大切な手がかりになります。
家庭血圧を記録することで、あなた自身が早めに血圧の変化に気づける可能性がありますし、生活習慣を見直すきっかけになり、自分のからだを知る事ができるかもしれません。
毎日きちんと測れなくても、気にしすぎる必要はありません。まずは測れるときに無理なく取り組んでみましょう。そして少しずつ日常生活の中に組み込んで習慣化していきましょう。
あなたも、「本来の血圧」を知ってみませんか?